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2010年04月 アーカイブ

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人生観の違い

患者と看護婦の間で、人生観が異なる場合。

理解しにくい、また理解してもらえないで指導もできないということがあります。

人生観というほどのものではなく、性格あるいは意識レベルの差ということのようです。

さまざまな人生を生き、そして20年経過した人と50年生き抜いてきた人。

考え方のレベル、内容、あるいは生命評価すら違っているのは当然ですよね。

私たちが守ろうとする生命(人生)は、間違いもなく私たちのものではなくその人のものなのですから、自分のものに対する自己主張(ときにはそれが人生観)があってあたりまえなのです。

他人である私たちの自由になるものではありませんし、人のものだから大切に扱わねばならないのです。

ただ忘れがちなのは、人間の生命はその人個人の生命ではなく、人と人との間にいる人間としての生命であること。

子供があり、親があり、恋人があり友人がおり、仕事関係の仲間の中にあり、隣人もいる。

そうした中での存在、生命であることを本人も、またときには私たちですら考えの外においてしまっていることがあります。

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人生観の違い その2

こうした環境の違いが、人生観の違いを生む一つの大きな要因ですね。

自己は自己であって、完全に自己の自由にできない自己、生命であることも事実です。

そこにまた、逃れられない人間としての苦しみと悩みがあるわけです。

たとえ人生観が異なっても、その人にまつわる多くのことを知れば、その人の今のあり様や考えがなるほどとうなずけることも多いと思います。

むしろ人生相談の場面ではなく、医療指導の困難性が問題なのでしょうね。

指示どおりしないで勝手なことばかりしている患者さんでも、誠意、正論を尽くしてもどうにもならなければやむを得ません。

しかし看護側の努力だけではなく、その人の今のあり方によって来たるところがわかれば、その面から働きかけることもできますよね。

そしてそのほうが、看護者よりも有効なことがままあると思います。

それが理解だと、わたしは思います。

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