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2010年03月 アーカイブ

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近所の看護学校

私と看護師志望の生徒たちとの関わりは、近所の看護学校の創立当初からです。この学校はようやく15年目をむかえた比較的新しい学校ですが、すでに一〇〇人近くの卒業生を看護師の世界へ送り出しています。

最近は、大阪の近隣の医療機関で働く彼女らの活躍を耳にすることも多くなりました。大阪以外の病院に転職する看護師さんも増えています。

卒業後、ほどなく彼女らから手紙が届くようになりました。次第にその数は増えていき、また、きめられたように定期的に来るので、はじめは看護学校が手紙を出すように指導しているのかと思ったほどです。

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看護の考え方

世間では、人工的な延命に反対したり批判する声も聞かれます。

事実、ひと昔前であれば当然生命を救えなかったような人でも、人工呼吸器や高濃度の栄養の補給でかなり長期に生命を維持することも可能となりました。

植物状態になって、周囲の呼びかけにも全く反応のないままに生きているという状態の人も増えています。

また、高齢で両便が失禁し、意識もあまりはっきりしないままに、病床で全面的な介助のもとに生きている人々の姿をどこの医療施設でも見ることができます。

そうした状況下にあって、看護婦として果たしてこれでいいのかと思い悩むことは毎日あります。

世間の声に圧倒されて、本当に人為的な生命延長は悪であるかのような考えに引きずりこまれそうになることさえあるのです。

だからといって、人工呼吸装置をつけて呼吸している人のチューブを、治療の見込みがないからといって機械的に外してしまう嵐持ちには到底なれません。

ではどうすればいいのでしょうか。

私はこう思います。

どのように医学や医療技術が進歩しようと看護の基本的な考え方は変わらないということです。

つまり、その人の可能性に目を向け、死のその瞬間までを、その人らしく生きていくことのできるような援助を惜しんではならないということです。

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